僕とアイドル ②

まだAKBの話は続くがAKBを好きでいる間に色々オタクについて知った。MIXやらTOやら、新規、古参、生誕祭という文化やそこで行われるメッセージカード集めなどオタクにならないと触れないまま生活していただろう。アイドル側は薄々察してはいるだろうけど握手会が行われている裏で生誕委員がみんなで動いている姿は良かったなあと感じる。

 
好きになったきっかけは①に書いたけど、AKBを面白いと思い見ていた理由はメディア露出を含むテンポの速さと人間相関図のような物だった。まず、新曲は一定期間で出る上に、それに伴った握手が開催されてその間にはレギュラー番組、連載、Twitterは無かったがGoogle+と常に目に触れる機会があった。映画に漫画もあった。しかも、事ある毎に意図的に又は偶発的に漫画のような出来事が起きて目が離せなかった。AKBはメンバーが多いだけあって、それぞれの関係性や歴史に沿った話があって面白いと感じていた。
 

いつ頃からあまり注目しなくなったのか。多分オタクじゃなかった僕にとって目新しかった物がルーチンに感じるようになると共に他のアイドルが見えるようになってきてたんだと思う。幽霊じゃないけどアイドルは見える見えないがあって、その人の価値観から大きく外れている時は見えないんだと思う。オタクじゃない人にアイドルの面白さを話した所で大体伝わらなくて拒絶される。それに、始めは楽しかった総選挙も考える内に辛くなった。総選挙はメンバーの人気順を可視化するという『アイドル』における暗黙の了解を破る面白さ、アイドルとオタクの結託とそれによって生じるストーリーを面白がっていた。けど、コンバットRECさんが言ってたようにアレは残酷ショーであってアイドルが追い込まれて精神も肉体も削られて行く様はもう見たく無い。僕自身面白がって参加していたし面白がるべきじゃないなんて言えないけど、アイドルがアイドルを辞めた後もあの時は楽しかったって思って欲しい。

 

アイドルを好きでいると、『趣味なんだから責任なんか負いたくない・負わない』って言葉をよく耳にするけど、アイドルも人な訳で人対人だったらそれなりの責任も生じるし、それこそ趣味とか関係無しに何であろうと自分の行動は責任が出るだろう。

 
アイドルを商品としか思ってない人達は苦手だ。自ら「アイドルも人なんだよ」とか言い出すアイドルも苦手だけど。疲弊しないで気持ちを維持したままにするには結局、『好きで通っている』、『会いたい』って理由が一番芯があって強いかも。好きだから現状にもどかしくなってしまう気持ちもわかるけど。